1997〜1999年

突然、薬局システムを作れと上司から。当時いた会社は、調剤薬局システムを持っていたんですけど、その関連で、とある病院様より院内薬局のシステムの構築依頼。どういう訳か養豚システム部門にお鉢がまわってきて・・・。

いろいろ事件があってここでは書けません、マジで。
なんせ、全く関係ない部門に病院薬局システムを作れなんて!
設計は、調剤システムの人が作って、それを本当に稼働一時間前まで作っていたんですけど・・・。

こけまくりましたね。

それから、病院泊まり込みで、設計し直し、作り直し、2週間かけてやりました。はっきり言って、もう、地獄絵図でした。でも、そこがあるから今があるんですよね。トライアンドエラーを積極的にこなす。いわゆるゲリラ戦法ですけど、少なくとも実践勝負をする時はどういう心構えが必要か、この時学んだ気がします。まぁ二度と経験はしたくありませんけど  ̄m ̄

考えてみるとこれが、医療システムに関わる元年だったんですよね。病院の薬局のシステム構築を通じて、いろんなことを教えてもらいました。オーダリング、電子カルテ、診療報酬システム、会計システム。そして、病院にこられる患者さん、看護婦さん、医師、病院スタッフ、病院施設。出入りする業者、会社、それまでの病院のイメージが一変したのもこの年でした。

さて、これを元に、複数の病院薬局システムを設計・製造をさせてもらいました。まだ、元気に動いているシステムもあるみたいです。

薬局システムってのは、皆さんがお薬をもらう前に飲み合わせのチェックをしたり、間違ったお薬が出てないかチェックするシステムなんですよ。加えて、紙一枚のお薬の説明書をもらうと思うんですけど、あれもシステムの一部です。
それから、最近は、院内薬局ってないですよね。だから病院の薬局では、入院中の患者さんへ薬剤指導をしてるんです。ここにもシステムがあるんですよ。このシステムこの後、私自身が、かなり作ることになるんですが・・・。